キャリア
自分の強みと才能を見つける方法
自分の強みと才能を見つけるには、3つの情報源から証拠を集めます。何があなたを元気にするかについての正直な自己省察、あなたの仕事ぶりを見てきた人からのフィードバック、そして能力を試す現実での小さな実験です。強みは通常、自然にできて、良い結果を生み、終わったあとに消耗よりもエネルギーが残るものとして現れます。1つのクイズや1つの出来事がそれを明らかにしてくれるわけではありません。注意を向け続けることで、時間をかけて全体像をつくっていきます。
強み・才能・スキルの違い
これらの言葉はよく混同されるので、わかりやすく整理しておきましょう。
- 才能とは、考え方、感じ方、行動の自然なパターンで、多くの場合、訓練を受ける前から楽にできるものです。
- スキルとは、練習や指導を通じて身につける、学習した能力です。
- 強みとは、才能を活かし、スキルと知識で磨き、一貫して上手に使えている状態のことです。
生まれ持った才能だけに縛られる必要はありません。価値のある強みの多くは、意識的に育てられた才能です。これは朗報です。発見は最初の一歩にすぎず、その先に成長があります。
ステップ1:成果だけでなく、エネルギーに注目する
得意であることと、強みであることは同じではありません。多くの人が、静かに自分を消耗させる作業をそつなくこなしています。もっと確かな手がかりはエネルギーです。1〜2週間、簡単な記録をつけて、集中して没頭し満足を感じたときと、疲れて気が進まなかったときを書き留めましょう。
次のように自分に問いかけてみてください。
- 時間があっという間に過ぎる活動は何か?
- 1週間のなかで楽しみにしているのは何か?
- 頼まれなくても自分から手を挙げる作業は何か?
- 誰にも求められていないのに、自由時間にしていることは何か?
ステップ2:過去を振り返って証拠を探す
あなたの過去にはデータがあります。大きなことでも小さなことでも、本当に誇らしく、あるいは手応えを感じた場面を5〜10個書き出しましょう。それぞれについて、どんな具体的な能力を使っていたのかを考えます。問題を解決していたのか、混乱を整理していたのか、人を落ち着かせていたのか、考えを説明していたのか、パターンを見抜いていたのか、何かをつくっていたのか。
テーマは繰り返し現れる傾向があります。「わかりにくいことを誰かに理解してもらう手助けをした」場面が、学校、仕事、趣味で3回出てくるなら、それは名前をつける価値のある才能です。
ステップ3:あなたをよく知る人に聞く
自分の強みは、苦もなくできるからこそ、本人には見えにくいものです。他の人にははっきり見えています。人生のさまざまな場面の人を3〜5人選び、シンプルな質問をしてみましょう。「私が最も力を発揮していたのは、どんなときで、何をしていましたか?」
答えの重なりを探してください。複数の人が、それぞれ別々に同じ資質を挙げたなら、お世辞ではなく有力な証拠として受け止めましょう。
ステップ4:小さな実験で確かめる
省察は進む方向を示し、実験はそれを裏づけます。生活を一変させるのではなく、低コストのテストを行いましょう。
- 強みかもしれないものを使う小さなプロジェクトを引き受ける。
- 気になっている作業に自ら手を挙げる。
- ずっと気になっている分野の短いコースを受ける。
- その分野で誰かに教えたり手助けしたりして、どう感じるかを確かめる。
次の3つの結果に注目してください。自然にできたか? 成果は実際の基準を満たしていたか? 周りの反応は好意的だったか? 本当の強みは、通常この3つのすべてで良い結果が出ます。
ステップ5:診断ツールは慎重に使う
アセスメントやクイズは、自分を表現する言葉と最初の仮説を与えてくれるので、発見を加速できます。結果は判定ではなく、振り返りのきっかけとして扱いましょう。直感を可能性のある方向に結びつけるクイズが最も役立つのは、漠然とした関心を、現実世界で試せる具体的な目標に変えてくれるときです。出発点が欲しいなら、learnflat のスクリーニングクイズが、あなたが最も向いているかもしれない「なりたい自分」を示し、それを自分専用の学習パスにつなげてくれます。
避けたいよくある間違い
- 称賛と情熱を混同する。 好きでもないことで褒められても、それは追いかける価値のある強みとは限りません。
- 確信を待つ。 才能は、延々と分析することではなく、行動を通じて姿を現します。
- 他人と比べる。 あなたの強みとは、あなたにとって強く、他の人の役に立つものであり、世界一かどうかではありません。
- 自分の妨げになる弱みを放置する。 すべての弱みを直す必要はありませんが、強みを損なう弱みは管理しましょう。
見つけた強みを本物のスキルにする
発見は始まりにすぎません。信頼できる強みが見つかったら、意識的に投資しましょう。具体的な目標を立て、体系的な学びを見つけ、フィードバックを受けながら練習し、実際の場面で使います。意識的な育成こそが、生の才能を、頼りになる市場価値のある強みに変えます。
このプロセスにできること、できないことについても正直でいましょう。強みを見つけると、明確さ、方向性、より良い判断が得られます。しかし、特定の仕事、収入、結果を保証するものではありません。確実に言えるのは、自分に合った仕事に使う時間が増え、自分の持ち味に逆らって消耗する時間が減る、ということです。
毎週続けられるシンプルな習慣
発見は終わりのないプロセスです。週に1回、10分かけて、2つの質問に答えてみましょう。今週、自分を元気にしてくれたことは何か?そして周りの人から感謝されたことは何か?数か月続けると、パターンは見逃せないほどはっきりします。あなたの強みは、推測ではなくなり、名前をつけて育て、頼りにできるものになります。